【11月中旬で滝汗】叡山電車で行く鞍馬寺から貴船神社へ紅葉ハイキング!混雑状況、整理券、登山未初心者の疲労度をレポ

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Nっさん
Nっさん

2024年11月中旬の平日に、京都へ行ってきましたのでその時の様子を伝えます。アクセス方法や混雑状況所要時間など参考にしてみてください。

大人気の京都エリアで、鞍馬山は穴場かも?

「京都は外国人観光客で混雑している」というニュースを連日目にしていたため、鞍馬寺の訪問には正直少し心配がありましたが、予想よりも混雑していませんでした!おそらく、以下の理由が重なったためでしょう。

  • 京都の紅葉の時期が例年より遅れていた(2024年は11月下旬〜が見頃に)
  • 午前中の早い時間帯に訪れた

 

京都駅から鞍馬寺へのアクセス方法

京都市内はバス路線が充実している反面、特に観光シーズンは交通状況や混雑が読みにくいという心配があります。そのため、今回は、時間を正確に把握できる電車ルートに統一して移動しました

一般的なルートは、「京都駅」から京阪電車などを利用して「出町柳(でまちやなぎ)駅」まで行き、そこから叡山(えいざん)電車に乗り換え、車窓からの紅葉を楽しみながら「鞍馬駅」へ向かうというものです。

京都駅から鞍馬駅(電車)

京都駅

JR・京阪
約30分

出町柳駅

叡山電鉄
約30分

鞍馬駅

・1時間~1.5時間
・920円

参考までに、バスも利用する場合のアクセス方法はこちらです↓

京都駅から鞍馬駅(電車・バス)

京都駅

京都市営鳥丸線

国際会館駅

徒歩4分

国際会館駅前

京都バス [52] 
約30分

鞍馬

・約1時間
・660円
※京都バス [52] 貴船口・鞍馬行は、1時間に1〜2本程度のため京都バス時刻表の確認をおすすめします。

貴船口:時刻表|京都バス株式会社

 

1. 京都駅〜出町柳駅(電車)

まず、京都駅から出町柳駅へ向かうには、JR奈良線で東福寺駅へ出て、京阪電車に乗り換えるルートが一般的です。しかし、JR奈良線は時間帯によって15分に1本程度の運行と本数が少ないため、待ち時間を短縮したい場合は、京都駅から京阪七条駅まで約20分ほど歩くのも一つの方法です。

 

2. 叡山電車:展望列車「きらら」

出町柳駅に着いたら、鞍馬までを結ぶ叡山電鉄に乗り換えます。

この路線には、展望列車「きらら」が運行しており、大きな窓から車窓の景色を楽しめます。旅の思い出を豊かにしてくれるので、時刻表をチェックして狙ってみるのも良いでしょう。

展望列車「きらら」 | 叡電を知る
展        ・・・続きを読む▶︎

また、出町柳駅は叡山電鉄の始発駅です。座って景色を楽しみたい方は、多少待ち時間が発生しても、一本遅らせて始発から乗車するという選択も有効です。鞍馬までの道のりを座席でゆったり過ごすことができます。

展望列車「きらら」(窓が大きく外の景色を楽しことができる)

 

展望列車「きらら」混雑状況|整理券は?

今回、新幹線で京都駅に到着したのは午前10時過ぎでしたが、乗り換えが予想以上にスムーズに進み、運良く出町柳駅10時45分発の叡山電車(しかも展望列車「きらら」)に乗ることができました。

事前に調べた情報では、叡山電車に乗車するのに整理券が必要だとも聞いていました。しかし、実際には整理券の必要はなく、無事に予定していた電車に乗車できた上、着席することもできました

この経験から、紅葉シーズンであっても、午前中の比較的早い時間帯に出町柳駅の始発から乗車すれば、混雑を避けて快適に座れる可能性が高いでしょう。

 

出町柳駅から20分後、車窓に広がる「もみじのトンネル」

出町柳駅から電車に揺られること約20分。いよいよ叡山電車のハイライトもみじのトンネルが見えてきます。

もみじのトンネル | 叡電沿線を楽しむ
鞍        ・・・続きを読む▶︎

この絶景は、「市原駅」と「二ノ瀬駅」の間にあります。紅葉の時期には、列車が観光客向けにゆっくりと徐行運転してくれるため、展望列車の大きな窓から、まるでトンネルをくぐるように鮮やかな紅葉の景色を堪能できます。

そして、その絶景を抜けると、鞍馬線の最終地点「鞍馬駅」に到着です。

 

鞍馬駅 到着

鞍馬駅では、大きな天狗のモニュメントが出迎えてくれます。

 

「牛若餅(うしわかもち)」をチェック

鞍馬寺に向かう前に、是非チェックしたいのが「牛若餅(うしわかもち)」。牛若餅は、幼名が牛若丸(うしわかまる)である源義経が、幼少期を過ごし修行をした鞍馬山にちなんだ名物です。

 

パワースポット「鞍馬寺・本殿金堂」を目指す

鞍馬駅から徒歩2分ほどで鞍馬寺の仁王門があります。こちらを抜けて入口で入山料を支払い、鞍馬寺の本殿金堂を目指します。

鞍馬寺・本殿金堂とは?

本殿金堂の前にある石畳は「金剛床(こんごうしょう)」と呼ばれ、鞍馬山随一のパワースポットです。床の中央にある六芒星の上に立つと、宇宙のエネルギーを受けられると言われています。

金剛床

徒歩で登っていくことも可能ですが、ケーブルカーで途中の多宝塔(たほうとう)駅まで向うこともできます。ちょうどケーブルカーの発車時間だったため、飛び乗りました。料金は200円ほどです。(2024年時点)

Nっさん
Nっさん

メインは鞍馬寺〜貴船神社へのハイキングなので、この段階では極力体力を温存します

山門から本殿金堂までの所要時間(目安)
  • 徒歩:30〜40分
  • ケーブルカー&徒歩:15〜20分

 

ケーブルカーで多宝塔駅へ

ケーブルカーに乗車後、2~3分ほどで多宝塔駅に到着。景色が綺麗でした。

多宝塔駅で下車後、本殿金堂までは徒歩で向かいます。(15〜20分)

 

本殿金堂で参拝・御朱印

本殿金堂に無事到着。お参りをし、御朱印もいただきました。

Nっさん
Nっさん

鞍馬寺の御朱印は、私のお気に入り御朱印のうちの一つ。とても素敵ですので、記念にぜひいただいてみてください

その後、本殿前に広がるパワースポット「金剛床(こんごうしょう)」でエネルギーをチャージしました。また、そこから見下ろす山々の景色は、とても清々しくきれいでした。

 

鞍馬山の混み具合は?

人気の観光地は外国人観光客の割合が多い印象ですが、鞍馬山では日本人の方が多く見受けられました。また他の京都の観光地と比較しても混雑していなかったため、お参りもゆっくりとでき、景色も時間をかけてゆったりと眺められました

そして、ハイキングの装いで一人で散策されている外国人の方も多く見かけ、日本の美しい山々の景色や紅葉、そして寺の雰囲気を満喫されている様子が伝わり、日本人として嬉しく思いました。

 

鞍馬寺から貴船神社へハイキングスタート

さぁ、いよいよここから、「山道ハイキング」のスタートです。

入山時にいただいたマップを元に、「奥の院参道」と呼ばれる、源義経(牛若丸)が天狗に兵法を習ったという伝説が残る山道の様々なスポットを見つけながら、貴船神社に近い西門を目指します。

 

想像よりハードな山道…11月なのに滝汗

さっそく山道の階段を登って行きますが、これがなかなかハードです。11月なのにすでに滝汗(笑)。息切れするので、休憩などを挟みながら行きます。普通のスニーカーで行きましたが、可能ならば登山用の靴登山用ポールがあるといいと思います。

CHECK!

 

菅田将暉に思いを馳せる

ハイキングコースには、少年期に鞍馬山で修行をした源義経に所縁のあるスポットがいくつかあります。

Nっさん
Nっさん

みなさんは、「源義経」役といえば誰を思い浮かべますか?
私は、2022年に放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の源義経役の菅田将暉さんの姿を思いながら(笑)山道を歩きました。

牛若丸が息つぎのために湧水を飲んだ場所「息つぎの水」や、鞍馬寺から奥州平泉で行く際に、名残を惜しんで背比べをした石と伝承されている「背比べ石」、兵法修行をしたと伝えられている「木の根道」などがあります。

牛若丸が兵法修行をしたと伝えられている「木の根道」

「木の根道」〜「大杉権現社」は、自然の美しさ・エネルギーを感じるのと同時に、源義経が生きていた時代に思いを馳せることができます。

 

登りより、下りがキツイ…

大杉権現社を過ぎると下り道になり、下り階段がたくさん出現します。個人的には登り階段よりも下り階段がきつい

階段の段差は高さがあるので、下るときの膝へ負担がかかります。しばらくすると膝が痛くなったのでたくさん休憩を取りながら、階段を下りました。

Nっさん
Nっさん

正直、油断しておりました。こんなにキツいとは(笑)

 

ゴールの西門に到着!登山未経験者の所要時間は90分

西門
貴船の川床

階段を下って下って、ようやくゴールの貴船神社近くの「西門」に到着しました。もうヘトヘトです(笑)

鞍馬寺本殿金堂〜西門までにかかった時間

約90分(登山未経験者・休憩時間含む)

貴船神社の西門からは歩いてすぐの距離でしたが、予想以上の疲労感でまずはどこかお店に入って休憩することにしました(笑)

 

貴船でランチ

貴船エリアは、土地柄「にゅうめん」「湯葉」などが多いようでした。

私は外看板に書かれていた「鮎の天ぷら」に惹かれて、「貴船京紫陽」というお店に入りました。

店内は座敷で靴を脱ぎます。川が見える窓際には2人掛けのテーブルが5~6卓、そして大きなテーブル席が4~5卓ほどありました。

貴船京紫陽(Kifune Kyoshiyo)

住所:京都府京都市左京区鞍馬貴船町57

残念ながら、鮎の天ぷらは売り切れでした。(11月は旬の時期じゃないですもんね…)代わりに天重を注文しました。空腹だったこともあり、天重をあっという間に平らげました。周辺の他のお店と比較して、リーズナブルな価格だと感じました。

 

貴船神社へ

腹ごしらえをして、貴船神社へ。鞍馬寺と比べると少々混んでいる印象でした。(とはいえ他の京都の観光地よりかは空いているでしょう)

有名な朱色の灯籠が並ぶ入口の階段は格好の撮影スポットとなっており、多くの参拝客が足を止めて写真を撮っていました。

 

貴船神社・中宮と奥宮

さらに5~15分ほど徒歩で山の奥へ進むと、貴船神社の「結社(ゆいのやしろ)=中宮」「奥宮」があります。

そちらはそれほど混雑しておらず、静かにゆっくりとお参りすることができました。奥宮は、空気が張り詰めているかのように荘厳でした。

貴船神社 奥宮

 

貴船神社から京都駅までのアクセス方法

紅葉シーズンには貴船神社の駐車場から貴船口駅まで有料のシャトルバスが運行しています。

私はこのバスを利用せず色づいた山々の紅葉を眺めながら駅まで歩きました。所要時間は写真も撮りながらゆっくり歩いて25分ほどだったと思います。

貴船神社駐車場から貴船口駅までの所要時間(目安)
  • 徒歩:約20~30分
  • 有料シャトルバス:約5〜10分

そして、叡山電車で「出町柳駅」へ向かい、京都駅に帰りました。

Nっさん
Nっさん

帰りの叡山電車の「もみじのトンネル」の紅葉ライトアップを楽しみにしていたのですが、疲労困憊で爆睡し、見逃してしまいました(笑)

以上、11月中旬、鞍馬寺〜貴船神社ハイキングのレポでした。

豊かな紅葉と千年の時が刻まれたストーリーが重なり合う山歩きは、本当に疲れましたが(笑)、それ以上に深い癒しと感動を運んでくれました。

なお、紅葉時期の京都のホテル代は高騰するため、私は新大阪駅近くのホテルを予約しました。京都駅から新大阪駅まではJR京都線(新快速)で1本(24分)で行くことができます。宿泊費を少しでも抑えたい方は大阪方面のホテルもご検討ください。

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